LightSwitch のアップデート(SQL Azure 対応)

LightSwitch アプリケーションを Azure にデプロイする手順 を投稿したところ、早速突っ込みをいただきました。
(@kkamegawa さん、ありがとうございます)

 

9月1日(現地時間)頃に、LightSwitch の GDR (General Distribution Release) がリリースされています。
SQL Azure への発行時に発生する事がある問題への対応ということです。

Microsoft Visual Studio LightSwitch 2011 更新プログラム (KB2603917)

 

このアップデートを適用すれば、投稿済みの手順で正しく Azure にアプリケーションをデプロイできます。手順自体が変わることはありません。


私が最初に認識したのが LightSwitch のチームブログ (9月1日付)。
それによると、

In some cases, customers have reported a “SQLServer version not supported” exception when publishing a database to SQL Azure. This is due to a recent SQL Azure server upgrade which caused the version incompatibility. 

とのこと。SQL Azure 側のアップグレードによるものだそうです。

ちょっと曖昧なのが “In some cases” の部分。必ず発生するわけではないようですが、その条件はよくわかりません (>_<)
実際、ブログに投稿するために画面のキャプチャーを撮ったのが日本時間の8月30日なのですが、件の GDR は適用していない状態です。が、投稿の通り、アプリケーションの発行には成功して動作もしました。が、だめなケースもあるということのようです。
※ヘタレなテーブルで簡単すぎるアプリだからというのがあるかもしれません。

いずれにしても良きタイミングで GDR に上げるといいと思います。

LightSwitch : アプリケーションのパッケージ作成~Azure に配置する場合 (Part 2 : SQL Azure の設定)

LightSwitch アプリケーションのパッケージ作成方法のステップバイステップ、今回は Windows Azure にパッケージを配置する方法の紹介 Part 2です。
※以下の手順だけでは LightSwitch アプリケーションを Azure に配置することはできません。前の投稿 → 今回の投稿の順で実行してください。


  1. Part 1 の投稿 が手順のスタート。まずはそちらからどうぞ。
    ※発行ウィザードの流れとしては、先に Azure のホステッドサービスの設定をして、そのあとに SQL Azure の設定をします。
  2. Azure 管理ポータルを開きます。
    [データベース]-[新しい SQL Azure サーバーの作成] をクリックします。
    ※もちろん既に SQL Azure サーバーがあればこの手順は不要です。
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  3. 新しい SQL Azure サーバーを作るには、サブスクリプションの選択 → 地域の選択 → 管理者アカウントの作成 をします。
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  4. ファイアーウォール規則を追加します。今自分が使っている PC から接続できなければならないので、[現在の IP アドレス] を [IP 範囲の開始]、[IP 範囲の終了] にコピーします。
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  5. [他の Windows Azure サービスに~] をチェックします。[規則名] に “MicrosoftServices” が自動的に追加されるのを確認します。
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  6. SQL Azure サーバーが作成されるとこうなります。
    この画面で [完全修飾 DNS 名] をクリップボードにコピーしておきます。開発環境の発行ウィザードのこのあとの手順で使います。
    ※実際には正しく入力できれば問題ないのでコピーしなくてもいいのですが。
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  7. 開発環境の発行ウィザードに戻ります。データベースへの接続文字列を指定します。見慣れたダイアログボックスが開いたら [サーバー名] に先ほどクリップボードにコピーした 完全修飾 DNS 名をペーストします。
    他に管理者のアカウント、およびデータベース名を入力します。
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  8. 完了までもう一息です。証明書を指定します。XAP自体の署名であり、デスクトップアプリケーションの場合には ClickOnce の際に証明書が必要になります。
    よって作成するアプリケーションがデスクトップアプリケーションの場合には証明書が必要です。Web アプリケーションの場合にはここでの証明書は不要です。
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  9. ここまでの手順が間違っていないか、発行の概要を確認します。よければ [発行] ボタンをクリックします。
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  10. パッケージが作成され、発行が始まります。
    Azure への発行は時間がかかります。ここらで一息コーヒーでもどうぞ(笑)。
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  11. 発行に成功したら早速アプリケーションを起動してみます。
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  12. 実際の実行画面はオンプレミスに発行した場合と変わるところはありません。強いて言えばアドレスを見ると確かに Azure を指しているというのがわかるくらいの差でしょうか。
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  13. 以上で、LightSwitch アプリケーションの Azure への発行が完了です。おつかれさまでした。

LightSwitch の開発環境の発行ウィザードの操作、Azure 管理ポータルでホステッドサービスの設定、SQL Azure サーバーの設定と何度か行き来することになるので、若干煩雑な手順に見えるかもしれませんが、やっていることは特に難しいことではありません。オンプレミスの場合には既にインストール済みの IIS や SQL Server に対して発行するのに対して、今回紹介した手順は Azure のホステッドサービスの作成や SQL Azure の作成も行っているために長くなっていると考えてください。順を追って進めれば失敗することはないと思います。

何回かに分けて、LightSwitch アプリケーションのパッケージ作成やサーバーへの配置の手順を紹介しました。
どの形態、ホスト先でも、発行ウィザードの指示に従って進めれば、簡単にパッケージを作って発行できることができます。
開発の手順も発行の手順も簡単です。あとはどういうアプリケーションを作るか、開発者の腕にかかっているということです。そう思うと、なかなか楽しい開発ツールではないでしょうか。

LightSwitch : アプリケーションのパッケージ作成~Azure に配置する場合 (Part 1 : ホステッドサービスの設定)

LightSwitch アプリケーションのパッケージ作成方法のステップバイステップ、今回は Windows Azure にパッケージを配置する方法の紹介です。
※他のテーマでいくつか投稿をしたので、少しだけ間が空いてしまってごめんなさい。

Azure 以外に配置する場合のパッケージ作成方法は以下の投稿を参照してください。


Azure への配置は手順が多いので、2回に分けて投稿します。

今回は 発行ウィザードの開始からホステッドサービス(およびストレージアカウント)の設定までの手順です。次の投稿では SQL Azure の設定方法 を紹介します。
これらは実際には一連の手順で、今回の手順だけ、次回の手順だけなどどちらか一方ではアプリケーションは動作しません。ご注意を。

まずは ホステッドサービスの設定についてステップバイステップで見てみます。

  1. プロジェクトのプロパティで [アプリケーションの種類] を開きます。他のパッケージ作成方法と同じ。
    [クライアント] はアプリケーションの実行形態に合わせて、“デスクトップ” か “Web” の適切なほうを選択します。サーバーは当然 “Windows Azure を使用して~” を選択します。
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    [発行] ボタンでウィザードが起動するのも他のパッケージ作成と同じです。

  2. ウィザードが起動したら、[クライアント構成] と [アプリケーションサーバーの構成] で選択状態を念のため確認して、それぞれ [次へ]
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  3. ここからが Azure っぽい操作です。
    [Windows Azure ポータルを開く] をクリックして Azure 管理ポータルを開きます。
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  4. Azure 管理ポータルの [サブスクリプション ID] をクリップボードにコピーします。
    管理ポータルはまだ閉じずにそのままで。
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  5. 開発環境のウィザードに戻って、サブスクリプション ID をペーストします。
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  6. アプリケーション識別用の証明書を指定します。既に作成済みのものでもかまいませんが、証明書は必ず Azure の管理証明書に登録しなければなりません。
    今回は実験なので “新しい自己署名証明書の作成” をします。
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  7. 証明書の名前はご自由に。
    SNAGHTML64276f
  8. ここで指定した証明書は、Azure の管理証明書に登録しなければなりません。
    [パスのコピー] をクリックします。
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  9. Azure 管理ポータルを開きます。
    [管理証明書] をクリックしてから [証明書の追加] をクリックします。
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    ポップアップウィンドウの [参照] ボタンをクリックするとコモンダイアログが開きます。[ファイル名] に先ほどコピーした証明書のパスをペーストします。これで管理証明書が登録されます。

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  10. ここで Azure 上にホステッドサービス、ストレージアカウントを作成します。既に作成済みの場合はこの手順は省略です。
    一つだけ注意が必要なのは、[デプロイオプション] は “デプロイしない” を選択すること。パッケージはこのあとの手順で作成するので、この画面ではデプロイできません。
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  11. 開発環境の発行ウィザードに戻ります。[サービス] と [環境]、および [ストレージ] で適切なものを選択します。
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    ※Azure 管理ポータルでサービスとストレージを作る前にこの画面まで進んでしまった場合は、サービスやストレージのドロップダウンリストにデプロイ先が表示されないかも。その場合は [最新の情報に更新] をします。

  12. SSL 用の証明書が必要です。もちろん本番用のデプロイであればちゃんとした証明書を用意しましょう。
    実験なので今回は自己署名証明書で。
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    ※(多分検証中だからと)証明書をアップロードする手順を省略してしまうという事例を見ました。配置は一見成功したように見えるようですが、証明書なしではアプリケーションを起動できません。ご注意を。

  13. 証明書を Azure (アプリケーションをホストする WebRole) にアップロードします。
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    SNAGHTML57c643b

  14. ここまでで手順の前半は終わりです。手順はまだ続きます。ウィザードも Azure 管理ポータルもまだ閉じないでください。

証明書を指定したりアップロードしたり、開発環境の発行ウィザードと Azure の管理ポータルとを行き来したりで、若干面倒に思えます。が、特に難しい操作はないので、順番を守って進めれば失敗することはないと思います。

LightSwitch アプリケーションを Azure に配置する手順は、このあと SQL Azure の設定 に進みます。
長くなったので一旦区切ります。

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