#BotFramework Emulator の機能 #4 ~ Bot アプリのエンドポイント管理

Bot Framework Emulator の機能紹介の 4回目です。

  1. テストクライアント機能
  2. Bot 作成手順の確認
  3. bot ファイル (設定ファイル) の暗号化・復号化
  4. Bot アプリのエンドポイント管理(今回)
  5. 外部サービス (LUIS, QnA Maker) の接続管理
  6. LUIS 再学習
  7. chat ファイル (会話セットの設計) の閲覧
  8. transcript ファイル (保存済み実行結果) の閲覧

 

今回は、エンドポイント管理を紹介します。

チャットクライアントである Emulator から Bot アプリケーションに接続するわけですが、その情報が “.bot” ファイルに記載されています。
これらを編集する機能を Emulator が持っています。JSON フォーマットのデータを手で編集するのに比べて、タイプミスや設定項目の漏れなどを減らすことができます。

Emulator でエンドポイントを新規作成するには、Entpoint タブの右肩の [+] をクリックしてダイアログを開きます。
bfe_new_endpoint

既存のエンドポイントを変更するには、エンドポイント名を右クリックして [Edit settings] をクリックします。
bfe_edit_endpoint

Application Id, Password や Azure Bot Service の設定値が変わった場合などに、Emulator で編集するといいわけです。
この時、bot ファイルが暗号化されているかどうかを気にせずに、値を設定することができるのがいいですね。


これを書いている時点では、Azure Bot Service で Bot アプリを作成した時と、Visual Studio 2017 のプロジェクトテンプレートを使ってローカルで新規作成した時とでは、bot ファイルに定義されているエンドポイントに違いがあります。

■ Azure Bot Service で作成した場合

Azure Bot Service で Bot アプリを作成した場合は、2つのエンドポイントが定義されています。

  • development ・・・localhost の Bot アプリケーションに接続するための設定。デフォルトでは 4200番ポートですが、あえて変更する必要はないはずです。同時に複数の Bot をデバッグしたい場合などを除いて、ポートについては通常はあまり気にしなくていいでしょう。
  • production ・・・Azure に発行した Bot アプリケーションに接続するための設定。実際に作成した Azure Bot Service の値があらかじめ設定されています。ソースコードを編集してから Azure に発行すればそのまま動作します。

bfe_endpoint_abs

■ Visual Studio のプロジェクトテンプレートで作成した場合

プロジェクトテンプレートを使ってローカルで Bot アプリを作成した場合は、1つのエンドポイントが定義されています。

  • development ・・・localhost の Bot アプリケーションに接続するための設定

bfe_endpoint_projtemplate

Azure Bot Service で作成した時には定義されている production エンドポイントが定義されていません。

Azure に発行する際には、上の手順でエンドポイントを新規作成する必要があります。


エンドポイントは任意の名前を付けて、3個以上を定義することは可能です。

ただし 1つの bot ファイルで定義したエンドポイント全部で、同じ外部サービス(LUIS, QnA Maker, その他のサービス)を利用します。
ローカルデバッグと本番稼働の Bot アプリケーションとで同じ LUIS を利用するなどは少ないと思いますので、開発中の Bot アプリをローカル実行したり、Azure に発行して動作確認するの2種類までにするのがよいと思います。

本番用と結合などのテスト用、ローカルデバッグ用などは、それぞれ別の bot ファイルを用意するのがよいと思います。

エンドポイントの新規作成をすることはそれほど多くないと思いますが、いずれにしても Emulator を使うと bot ファイルのスキーマを意識せずにエンドポイントを管理できることを覚えておくといいでしょう。

広告
カテゴリー: 未分類 パーマリンク

#BotFramework Emulator の機能 #4 ~ Bot アプリのエンドポイント管理 への3件のフィードバック

  1. ピンバック: #BotFramework Emulator の機能 #1 ~ Bot アプリケーションのテストクライアント機能 | 技術との戯れ

  2. ピンバック: #BotFramework Emulator の機能 #2 ~ Bot 作成手順の確認 | 技術との戯れ

  3. ピンバック: #BotFramework Emulator の機能 #3 ~ bot ファイルの暗号化・復号化 | 技術との戯れ

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中