Cognitive Service for Language のカスタムテキスト分類のクイックスタートをエラーなしで実行 #CognitiveService #Language #CustomTextClassification

Cognitive Service for Language の一機能である カスタムテキスト分類 について、クイックスタート で動作確認してみようと思った人のための補足情報です。
面白そうな機能ですが、「データってどうしたらいいの?」と悩みそうな機能です。ということでクイックスタートです。

docs のクイックスタート はスクリーンキャプチャーを載せていて分かりやすいドキュメントですが、日本語 Window ではトレーニングのタイミングでエラーが発生します。
(正しくはサンプルデータセットの ZIP ファイルを展開する時に日本語 Windows でファイル名が文字化けすることが原因です。カスタムテキスト分類のトレーニングの問題ではありません。また英語 Windows では問題ないことを確認しています)

サンプルデータセットのファイル名に起因するエラーです。
以前はメッセージが今ひとつ不親切で原因が分かりづらかったんですが、今はちゃんとメッセージを出してくれるようになりました。おかげで回避するのは難しくありません。

本稿ではクイックスタートの手順にエラー回避方法を加えて、Language Studio でのカスタムテキスト分類の操作を見てみます。
まずは機能や操作感を確認したい、モデルの品質がどの程度かあたりを付けたいという方は以下を参考にカスタムテキスト分類を試してみてください。

長い記事ですが、分けて投稿するような内容でもないので、全体をまとめて投稿します。
最後までお付き合いください。そして、ぜひカスタムテキスト分類サービスを体験してみてください。

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#BotFramework Composerを #Chromebook で実行する方法

Bot Framework Composer を Chromebook で動かしてみました。
他の OS とは違って公式な手順が公開されているわけではありません。「やってみました」という内容です。

普通に考えて Windows (Mac でも Linux でもいいけど) があれば Bot 開発には困らないし、Bot Framework Composer もそれらで動作します。あえて Composer を Chromebook で動かす必要はないと思います。
が、せっかく 開発機としても使える程度の Chromebook を持っていることだし、ちょっと試してみました。

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「言語系サービスの統合ポータル Language Studio で Microsoft AI を再確認」セッションをMicrosoft Developer Night で担当しました (2022年2月3日開催) #MSDevNight

2022年2月3日に開催された Microsoft Developer Night (https://msdevjp.connpass.com/event/233822/) で、

言語系サービスの統合ポータル Language Studio で Microsoft AI を再確認

というタイトルでお話ししました。

内容は長いタイトル通り、そのままですが Language Studio についてです。そして Cognitive Service for Language の話です。

セッション動画は公開予定とのことです。公開までしばらくお待ちください。

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PythonとAI入門の解説資料とハンズオン資料を公開しました ( #OCA オープンキャンパス体験授業)

2021年11月14日(日) に OCA 大阪デザイン&ITテクノロジー専門学校 のオープンキャンパスで「AIプログラム体験」という体験授業を担当しました。

同校の許可をいただき、当日の資料(説明資料、ハンズオン資料)を公開します。

ハンズオン資料

https://github.com/seosoft/PythonAITraining


説明資料


プログラミング未経験の高校生を対象として想定したいること、体験授業ということで短時間で実施するものです。
お持ちのスキルによっては簡単すぎる内容かもしれませんが、Python が初めて、Cognitive Services が初めてという方には役に立つ部分もあると思います。

ぜひ活用してください。

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#BotFramework #Composer の対話ログ分析用の #PowerBI テンプレートがありました

Bot Framework Composer の対話ログは この記事 の設定で非常に簡単に管理できます。
しかし、きちんと分析しようとするとなかなか面倒な感じがします。「一度作ればいいだけでしょ?」という意見はあると思いますが。

対話ログ分析用の Power BI テンプレートがありました。知りませんでした・・・。
テンプレの UI は英語ですが、必要に応じてキャプションを変更すればいいでしょう。

https://microsoft.github.io/botframework-solutions/solution-accelerators/tutorials/view-analytics/3-open-template/

ユニークユーザーを理解しているし、一連の対話で何往復したかも表示されます。
ユーザー入力に対するボットの応答を横に並べて表示してくれるので、やり取りも分かりやすい。

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#BotFramework #Composer で “Send an HTTP request” で QnA Maker の応答をカスタマイズする手順

前の投稿 で書いたように、Bot Framework Composer では QnA Maker との連携方法が 3通りあります。

簡単なのが、

  • Knowledgebase 管理 + QnA Intent Recognizedトリガー
  • Connect to QnA Knowledgebase

の二つのやり方。

それらと比べると少しだけテクニックが必要なのが、”Send an HTTP request” アクションを使って QnA Maker からの応答を処理する方法です。
要は REST 呼び出しの応答を仕様にあわせてフォーマットしましょうというものです。

今回は、Send an HTTP request で QnA Maker から回答を受け取るための手順を紹介します。

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#BotFramework #Composer で #QnAMaker 連携 3通りを整理

Bot Framework Composer を使うと Q&A Bot / FAQ Bot が簡単に作れます。多分ご存じの通り。

QnA Maker との連携方法は 3通りあって、それぞれ特徴があります。
今回は 3通りの連携方法の紹介とそれぞれのメリット・デメリットがあります。(ただし私見を含みます)

  • Knowledgebase 管理 + QnA Intent Recognizedトリガー
  • Connect to QnA Knowledgebase
  • Send an HTTP request (詳しくは 次回)

手順が一番簡単なのがトリガー、一番柔軟性があるのが Send http request です。
順番に見ていきます。

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#BotFramework #Composer で永続化データを読み書きする

Bot でデータの永続化はよく必要になります。
今回は Bot Framework Composer で、永続化したデータを読み書きする方法です。

ストレージとしては Cosmos DB を使います。
Composer では Cosmos DB 用のパッケージ を利用すると簡単です。
読み書きそれぞれにアクションが用意されるのでプロパティを設定するだけです。

コストを考えると Table ストレージを使いたくなることも多いと思います。
本稿を書いている時点では Azure Storage 用のパッケージ不具合 がある(?)らしく条件によっては読み込みに失敗するので、今回は Cosmos DB を利用します。
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#BotFramework #Composer で任意のメッセージを Application Insights に出力

Bot Framework Composer で任意のメッセージ (Telemetry) を Application Insights に出力する方法についてです。
Composer 標準のアクションを使うだけなので Tips と呼べるレベルです。

Bot Framework Composer のアクションは特に追加のコードやアクションなしでも Application Insights に出力 されます。(ただし設定ファイルの内容によります)
デバッグ用のテキスト もやはり Application Insights に出力できます。

それらに加えて、任意のメッセージも自由に Application Insights に出力できます。
例えば、対話のステートとか変数の設定内容などの対話やユーザーに紐づいた内容が考えられます。アクションの分岐が複雑な場合には条件式に含まれる変数を出力するのもありです。

[Debugging options] – [Emit a telemetry track event] を使います。

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#BotFramework #Composer で Application Insights でログ管理

今回は Bot Framework Composer のログを Application Insights で管理しましょうという話です。

Composer はよく出来ていて、詳細なログを Application Insights に出力します。(Composer の設定によります。後述)

設定を確認すれば、開発者が特にがんばらなくても詳細なログを残せます。素敵!

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