【注意】 本稿は 2012年7月時点の記事です。2015年9月時点での Arduino IDE for Visual Studio については、こちらの記事をご覧ください。
このところ、ガジェットがマイブームな瀬尾です、こんにちは。
.NET Gadgeteer の初アプリ、デジカメが一応完成 したところで Arduino ネタでも。
お手軽マイコン開発の火付け役でもある Arduino も高い評価をしています。Netduino とか、現在の .NET Micro Framework の方向性にも影響を与えたのは間違いないし。
(と言っても、LED チカチカくらいしかやってないんですがw)
面白そうだから Arduino をやってみようかなという方は、まずは 公式サイト をどうぞ。
実際にボードを買うには日本でも通販してくれる会社さんがいくつかあるので、そちらから。前置きが長くなるので、リンクは記事の末尾にでも。
Arduino にも 公式の開発環境 はあります。

まあ統合環境があるだけいいんでしょうけど、Visual Studio を使い慣れた身としては (以下、自粛)
それが、たまたま別の探し物をしていて偶然発見してしまいました。

Arduino plugin for Visual Studio !!
これって Arduino 開発用の Visual Studio プラグインですか?(そのまま)
無償ということだし、ちょっとインストールでもしてみましょうか。
きっと神様が 「Arduino Uno 持ってることだし、たまには触れよ」 と言ってくれてるに違いない。
インストールはいたって簡単、ウィザード通りにどうぞ。
その後、Visual Studio を起動すると・・・そのままでは使えません orz
VS のオプションを開くと、[Visual Macro] というカテゴリーがあります。ここで “Arduino.exe” があるパスを指定しなければならないようです。私が触った限りでは、他のオプションは特に変更や指定の必要はありません。

新しいプロジェクトを作るには、残念ながら [新しいプロジェクト] ダイアログボックスは使えません。ここがちょっと邪悪な感じ。
[ファイル]-[新規作成] を開くと “Arduino Project” というのがあります、これを選択。またはツールバーでも同じような感じで行けます。

プロジェクトができると、最低限ながら Arduino に必要なスケルトンが生成されています。

ちょっとステキなのは Intellisence が使えるところ。本家の統合環境にはない機能、さすが Visual Studio。

でも引数の説明が uint8_t, uint8_t ってw
リファレンス本を常に手放せない状態ですが、それでもタイプミスがぐっと減って精神衛生上よろしいかと。
実機に転送するにはツールバーを使います。

USB 接続したボードの種類と COM ポートを指定して、F5 キーを押すと転送してくれます。

Visual Studio ユーザーならば少し効率的に Arduino 開発ができそうです。
補足:Arduino やってみようかなという方は、このあたりで買えます。
・・・でもやっぱり、.NET Micro Framework のほうが圧倒的にいいな。