Visual Studio 2015 Update 2 に .NET Micro Framework v4.3 QFE2 をインストールした場合の不具合解消方法

長いタイトルですみません。

今から .NET Micro Framework 開発環境を作ろうと思うと、

  1. Visual Studio 2015 Update 2 をインストール
  2. .NET Micro Framework v4.3 QFE2 をインストール

の順番でインストールすると思います。VSの最新版が 2015 Update 2 なので、当然ですね。

ところが、この順番でインストールすると、いくつかおかしな事象に遭遇します。

  • 必要な using 句なのに、VS エディタ上では “Using directive is not required by the code and can be safely removed” というメッセージが表示される
  • ちゃんと解決できるはずのメンバーなのに、”Cannot resolve symble ‘xxx’ ” というメッセージが表示される
  • NETMF なのに LINQ がエラーにならない(本当ならばうれしい動きなんですが)
  • NETMF なのに 自動プロパティ初期化子がエラーにならない(本当ならばうれしい動きなんですが)
  • ビルド失敗する、または一見ビルド成功したように見えてボードに配置すると動作が怪しい

2016-04-26 21-21-342016-04-26 21-22-07

 

悔しいことに、前から使っているマシンではこの事象は発生しません。
どうも VS 2015 Update 2 前に NETMF をインストールし、あとから Update 2 に上げると問題ないようです。
だからと言って、今から環境を作るのに、無印 VS2015 → NETMF → VS2015 Update 2 の順番でインストールするのもうれしくありません。

解決方法がありました。
GHI Electronics さんのサイトに行くと、4月上旬に

GHI Electronics NETMF 2016 SDK Pre-Release 2

がリリースされています。このニュースリリースの中で触れられている

VS2015 patch instructions

パッチを当てるといいようです。ただし GHI さんは not official, Unsupported と言っているので、ご利用は自己責任で。

具体的には、パッチを解凍した中身の3ファイル

C:\Program Files (x86)\MSBuild\Microsoft\.NET Micro Framework\v4.3

上書きコピーします。(念のため、元のファイルはバックアップしておくのが安全)

これだけで OK。ちゃんと NETMF 開発できるようになります。

2016-04-27 0-07-192016-04-27 0-07-43

なお、パッチのダウンロード元 では上書き対象のフォルダーが間違っています。上記のフォルダーが正解です。

これでまた NETMF 開発できます!(世間は Windows 10 IoT ばっかりで若干悔しいですが)

 

しばらく、マシン入れ替えの際に何か起こってしまったのかと、SDK アンインストールやら VSアンインストールやら OS リカバリーやらを何度か試してみましたが状況は変わらず、ちょっと無駄な時間を過ごしてしまいました・・・。

「IoT、貯めるだけではもったいない」セッション資料を公開しました (第4回 Apps for Office 勉強会 / 2015年3月14日)

3月14日(土) 開催の 第4回 Apps for Office 勉強会 で、

IoT、貯めるだけではもったいない

セッションを担当しました。

コミュニティ 「IoT あるじゃん」 が正式に活動を始め、IoT に取り組める環境が整ってきました。

IoT に関してはデバイスやガジェットの面での議論が盛んです。クラウドについても活発に意見が交換されたりイベントが開催されたりしています。
IoT ではもう一つ大事な側面があります。蓄積したデータをどのように活用するかという面。これについては、ビッグデータや機械学習 (ML) と絡めて議論されることが多いように思います。

しかし “スモールデータ” と呼んでいいようなデータもたくさんあります。ML に頼らずに人間が直接分析したり利用したりできるデータもたくさんあるはず。

セッションではこういったデータを簡単に利用する方法として、Azure Mobile Services に蓄積したデータをクラウドビジネスアプリ (LightSwitch) で閲覧する手順を紹介しました。
LightSwitch なので自前のテーブル定義であっても、外部のデータソース (SQL Database) であってもアプリ開発の手順は同じです。違うのはデータソースの指定のところのみ。

クラウドに蓄積したデータの活用のツールとして LightSwitch も検討してみてください。


こんなメッセージをお伝えしました、セッション資料はこちらです・・・と言いたいところですが、実は当日のセッションはほぼアドリブでした(笑)。

勉強会に参加して 1枠いただくのが決まったのが木曜日の夜。
当日の構成上の都合で LightSwitch の基礎から 70分間で話をすることになったのが勉強会当日の朝 7時。
枠の時間が50分と正式に決まったのが品川に向かう電車の中。
40分弱でお願いしますと言われたのが演台に立ってから(笑)。
・・・しゃべり慣れた LightSwitch の基本からデモ、そして IoT の話と あるじゃんの宣伝。全部まとめて 38分ほどでお届けしました。
IoT について、Mobile Services のデータをインポートする手順、LightSwitch 開発のカスタマイズのあたりが薄くなってしまったのは残念ですが、そこはぜひ資料で確認してください。

こういう展開も珍しいので、自分の中ではいい経験になりました。

結論としては、クラウドビジネスアプリは楽しいよ、IoT は楽しいよ、ということです。

IoT あるじゃん (ALGYAN) キックオフイベントが開催されました (2015年3月15日)

IoYT を広めることをテーマとしたコミュニティー、IoT あるじゃん (ALGYAN) のキックオフイベントが 3月15日に開催されました。
ALGYAN とは “All Gadget Your Alliance and Network” を略した造語です。また「そんなのあるじゃん、こんなのあるじゃん!」と IoT の可能性を探る意味もあります。

コミュニティーに興味を持った方は Facebook のページをご覧ください。そしてぜひコミュニティーに参加してください!

https://www.facebook.com/groups/ioytjp/

11051778_796673737052679_9217960242614836665_n

イベント当日は、マイクロソフト社員が「こんな人口密度は見たことがない」というほどの参加者で、皆さんの IoYT にかける期待が感じられるイベントでした。

GR-PEACH とセンサーが乗ったドーターボードからなるキットを使ったハンズオンが実施され、皆さん真剣に取り組んでいました。当日参加者には、いくつかの事前準備を行った PC を持参することでこのキットが無償で提供されました。今後、このキットを使った IoT のアイデアとデバイスがたくさん出てくるのが楽しみです。

ハンズオンはこれから全国各地でも開催される予定です。今回参加できなかった方はぜひ Facebook などで情報をチェックしてください。

WP_20150316_008_editWP_20150316_011_edit

温度を測り、クラウドにデータを上げ、参加者全員分のデータを集約して地図上にマッピングする課題、たくさんの方が達成してくれました。

私は運営委員としてこのコミュニティーに参加しています。
最初は IoT が好きというだけで手を挙げたんですが、いざ活動してみると委員はすごい人ばかりです。ビビりながらも、それでもできることをコツコツと作業してきました。
イベント当日はハンズオンのサポートスタッフとして皆さんのお手伝いをしました。(初めての方はちょっとしたことで立ち止まるのは当然です)

コミュニティーが立ち上がったことですし、これから Tips や技術情報を紹介していきますね。
キックオフまでの苦労なども書いてみたいと思います。

LEGO Mindstorms EV3 API (.NET 用) の解説動画が Channel 9 に

LEGO Mindstorms EV3 が .NET (Windows デスクトップ、Windows 8、Windows Phone) からコントロールできるようになりました。

Codeplex に情報とライブラリが整理されていますし、はつねさん がすでに情報を公開してくれていますので(さすがです!)、詳しくはそちらにお任せするとします。

とはいえ、やはり読むよりは見るほうが最初の理解は早いかもしれません。取っかかりとして Channel 9 の動画 を参照してみてください。

image

35分くらいの動画です、一気に見られます。ソースコードや実際に EV3 をコントロールするデモが中心なので、英語が苦手という方でも問題なく視聴できると思います。